2017/10/3 運動部に所属したことのある方であれば「痛いところは冷やせ」という指導を受けたことがあると思いますし、そうじゃなくても生活の知恵として怪我=冷やすという認識は広く普及していると思います。 そんな経験はないでしょうか?踵に近い足の裏が痛くなることは、ランナーにとって珍しい話ではなく、むしろよく見かける症状の一つです。足の裏には足底腱膜(そくていけんまく)と呼ばれる丈夫な腱組織が広がっています。 ランニングをしている人に多く聞かれる、走っていて膝の外側が痛... (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); 小学校高学年から中学生の成長期の頃に多く見られる膝のお皿の下の痛み。特にスポーツをしている子供に多く見られ、お皿の下の骨がボコっと出... 普段整形外科クリニックで働いていますが、膝が痛いといわれる方が多く来院します。 サッカー選手に多い、グロインペイン症候群といわれる股関節の痛み。多くのプロサッカー選手も悩まされているこのスポーツ傷害について解説していきま... スポーツで急なダッシュやターンをした際に筋肉がプチッとなる嫌な感触。 応急処置 重度=運動中や運動後の痛みはもちろんのこと、日常生活にも支障がでて運動はなかなかできない, 膝を曲げる動作はどの段階でも嫌がったり痛がったりしますし、うつ伏せになって膝を曲げようとすると太ももが張って痛いとか、お尻が浮いてくる「尻上がり現象」が起こったりします。これは太ももの前面が硬いことに由来するものなので、痛みとして感じる明確に意識される前に、しっかり太ももの前のケアを行うことが重要ですね。, 「◯◯炎」と呼ばれるものは基本的に炎症反応が起こっている怪我なので、初期は安静が原則です。ところが、ランニング障害の場合は初期の痛みは我慢できてしまうので、練習を休まずにそのままトレーニングを続けてしまい、痛みが増すことがよくあります。痛みは体に対してのサインなので、軽視せずによく観察するようにしてください。, 膝蓋靱帯が強く引き延ばされるジャンプ動作は痛みが誘発されるので、もちろんNGですが、膝を曲げる動作も膝蓋靱帯が引っ張られて痛むことがあります。日常生活含めて、膝を深く曲げることも無理にやらない方がいいです。炎症を抑えるためには消炎鎮痛作用のある薬剤や湿布を使うこともあります。薬局でも購入できますが、整形外科の先生に相談して処方してもらった方がいいですね。, 怪我をしているとき、ランニングの代わりにやられることが多いバイクトレーニングですが、膝蓋靱帯炎の場合はあまりオススメしません。というのも、膝蓋靱帯が引っ張られて、痛みを伴うことがあるからです。歩行などジャンプ動作を伴わず、痛みが得ないものであれば問題なく行っても良いので、負荷の低い運動から始めるようにしましょう。膝の保護のために用いられるサポーターは膝蓋靱帯を押さえるようなタイプのものがおすすめです。膝蓋靱帯にかかる負担を減らしてくれるので、うまく活用してください。, 仕事後に走ろうと思うとどうしても時間が限られていて、ウォーミングアップなどのケアがおろそかになってしまいます。でも、そこは必要最低限でも構わないので、ストレッチや準備体操などのウォーミングアップをきちんと行うようにしてください。, 過度なトレーニング、不適切なランニグフォームなどによって太ももの前面に負荷が過度にかかると膝蓋靱帯炎の引き金になってしまいます。太ももの前面の緊張感を抜いて柔らかくしたり、上手に使えるようになることが大事なので、その辺りのストレッチやケアもよくやるようにして下さい。膝を曲げて太ももの前を伸ばすタイプのストレッチもよく紹介されていますが、初期は膝を曲げずに行うことがオススメです。太ももの前が柔らかくなってくると膝を曲げる動作を伴うストレッチもできるようになるので、徐々に段階を上げていってください。, 太ももの前面がしっかり緩めることができれば、今度は強化です。痛みが引いたら太ももの前面をしっかりトレーニングすることをお勧めします。スクワットやレッグプレスといったウエイトを使ってやるトレーニングもいいのですが、お勧めはランジという動作。股関節を広げグッと腰を落とします。太ももの全面がしっかり硬くなっているのを確認しながらこのトレーニングを行なってください。股関節が硬い人はストレッチにもなりますよ!このトレーニングを行う際は膝の向きにもご注意ください。膝がつま先の方向と異なる方向を向いていると膝に負担がかかってしまいます。, 膝蓋靱帯炎はランナーにとっても身近な怪我の一つです。ジャンパー膝という名称が有名ですが、「ランナー膝」の一種でもあります。ただ、きちんとした治療やケアを行えば改善できないものではありません。膝の痛みに対しての正しい知識をきちんと持つようにしていきましょう!, 膝の怪我というと、皆さんは何をイメージするでしょうか? いわゆる肉離れと呼ばれる怪我は多くのスポーツ選手でみられます。 ... 歩いたり、階段を上り下りすると膝の内側が痛くなるその症状。スポーツをしている人にも多く見られる鵞足炎というその病態。 ランニングをしていたら急に膝が痛くなった経験はありませんか? 走ることが習慣になっている人であれば、経験のある人も多いでしょう。まだない方でも、今後発症する可能性は十分あります。, その痛みは膝からのSOS。放っておくと悪化してしまうかもしれません。ランニングで起こる膝痛には様々な原因がありますが、この記事では原因、対処法をまとめて解説。思い当たるものがあれば、早めにきちんと対処しましょう!, 監修:尾辻 正樹 医師 横浜ひざ関節症クリニック 院長 尾辻医師について詳しくはこちら, ランニングで起こる膝痛は、痛みの出る位置によって疾患名が異なります。それぞれの部位別に確認していきましょう。, ランニング中、もしくはランニング後に膝の内側から膝の下にかけて痛むことがあります。すぐに治まることも少なくありませんが、膝の内側の痛みは繰り返しやすいことが特徴です。, 膝の内側の痛みには、鵞足(がそく)という部位が大きく関係しています。鵞足とは太ももの内側からすねの骨にかけて通っている三つの筋肉(縫工筋・半腱様筋・薄筋)が集まった箇所のこと。膝を曲げたり伸ばしたり、膝を外側に捻る動作をすることにより、この三つの筋肉(腱)とすねの骨、もしくは腱と腱が摩擦。これが続くと炎症を起こしてしまいます。これが鵞足炎です。, 腸脛靭帯は、おしりの筋肉から伸び、太ももの外側を通ってすねの骨と繋がっている靭帯。頻回な膝の曲げ伸ばしによって、腸脛靭帯が太ももの骨とこすれ合い、炎症を起こすことがあるのです。この疾患が腸脛靭帯炎。ランニング中に起こる膝痛の中で特に多く、別名をランナー膝とも言います。, 特徴としてはまず太もも、お尻のあたりに違和感を覚えます。徐々に膝のお皿の外側、斜め上あたりに痛みを感じ始めるでしょう。太ももの外側にまで痛みが広がることもあります。, 膝蓋靭帯とは、膝のお皿の膝蓋骨(しつがいこつ)とすねの骨の脛骨(けいこつ)をつなぐ靭帯です。この膝蓋靭帯はジャンプ動作で伸びたり戻ったりを繰り返すため、その負荷から損傷したり、膝のお皿とこすれ合うことで炎症が起こることがあります。これが膝蓋靱帯炎(しつがいじんたいえん)。別名をジャンパー膝とも言います。, バスケットボール選手やバレーボール選手など、ジャンプを繰り返すスポーツを行う人に多い症状です。ただ、ランニングも言ってみればジャンプの連続。そのため、同様の症状が現れます。特徴としては、走り始めや走り終わった後に、膝のお皿の上下が痛みます。, ランニングで起こる膝痛は、休息をとったりアイシングをしたりすることで軽快することが多いですが、大元の原因を絶たない限り悪化する可能性も。しっかりと原因を知る必要があるのです。ここからは、上記のような疾患を発症してしまう原因を具体的に見て行きましょう。, ランニングをする人が全員、膝痛を発症するわけではありません。膝の腱や靭帯を痛める原因として、ランニングフォームが大きく関わってきます。では、どんなフォームが膝痛を引き起こすのでしょうか。, 鵞足炎(がそくえん)を引き起こす一番の理由に、太ももの筋肉に負荷がかかりすぎていることが挙げられます。, 特に歩幅が大きいフォームの方は要注意!着地する際、身体より前で足が着いていませんか?そうであれば、上半身が足の上に乗るまでに一度ブレーキを掛けるため、太ももの筋肉にかなり負担がかかっていますよ。足の着地は身体の真下、を心掛けましょう。, 腸脛靭帯炎を発症する人に多いのが、強く地面を蹴るフォーム。これはかなり太ももに負荷がかかります。強く地面を蹴り出せばたくさん前に進むと考えているかもしれませんが、実はそうでもありません。理想は踏み出した足に体重を移し、後ろにほんの少しだけ蹴り出すフォーム。身体から前に進むようにすれば、強く蹴り出さなくても足は自然に前へ出て、負担が軽くなります。, ランニングフォームと同じくらいに重要なのが、ランニングシューズの選択。あなたは最適なシューズを履いているでしょうか。, ランニングは膝にかかる負担がとても大きいスポーツです。シューズの選び方はとても重要です。特に初心者の方は筋力がまだ弱いため、必ずクッション性の高いシューズを選択しましょう。, ランニングをする上で、自分の足に合っていないランニングシューズを履くことは、膝を痛める原因になります。, サイズの基準は、シューズを履いたとき、踵に指一本分入るくらい大きめのものを選ぶと良いでしょう。その理由はつま先に刺激を与えないためです。つま先はとても脆く、痛めやすい箇所。さらにつま先を痛めた場合、それを庇おうと、踵に負担がかかります。すると徐々にフォームが崩れ、膝にまで負荷が回るようになるのです。, ランニング中、膝は非常に不安定で怪我のしやすい状態です。しかし、サポーターを付けてがっちり固定することで、膝のふらつきやぶれ(膝がぶれることで腱が引っ張られます)をなくすことができます。, サポーターには巻くタイプと履くタイプがありますが、フィット性や伸縮性の高い、履くサポーターがランニング時にはおすすめです。, サポーターと同様に、使用することでランニング中の膝を安定させることが可能です。特に、最も負荷がかかる膝蓋骨(膝のお皿)の下に貼ることで踏み込みと着地の際の衝撃を和らげることができます。, ランニングで膝の痛みを引き起こす原因となり得る、太ももの筋肉や靭帯を伸ばすストレッチを行うと効果的です。特に膝蓋靭帯炎(しつがいじんたいえん)の予防には、大腿四頭筋(太もも前面の筋肉)を柔らかくすることがとても有効です。, 具体的には、仰向けに寝そべり片足を上げます。上げた足のつま先を掴んでゆっくりとお尻の方に引き寄せてください。両足を交互に何度か行いましょう。強い痛みを覚えない程度(やや痛いけど気持ち良いくらい)に伸ばすとより効果的です。, 膝痛を防ぐために筋力トレーニングは非常に有効です。筋力が弱いとランニング時に膝関節にかかる負担が大きくなります。特に太ももの筋肉が弱いと膝を上手く支えることができません。, 太ももの前方部を鍛えるトレーニングを取り入れましょう。座ったまま、片方の足は軽く曲げ、もう一方は伸ばした状態で寝かせます。ゆっくりと太ももを上げましょう。このとき、負荷がかかっているのを意識しながら行うと効果的です。, 筋トレとはいっても激しいトレーニングは必要ありません。それよりも、ゆっくりと正しい方法で多くの回数を行うことが重要です。, ひとくちに膝痛と言っても、様々な痛み方、原因があります。重要なのはそれを知ってどう対処するか、予防するかです。ランナーの皆さん、一度立ち止まって自分のランニングフォームやシューズをチェックしてみましょう。, しかし、予防をしていても、ランニングで膝を痛めてしまうことはあるかもしれません。基本的には安静にし、患部をアイシングすることで治まりますが、どうしても症状が治まらないときは、速やかに病院を受診することをおすすめします。専門の科は整形外科ですね。痛みが引かないということは症状が重いということ。無理をしてランニング続けるのは避けましょう。, まず、どの部分で異常が出ているのか、整形外科医に診てもらうことが重要です。痛みで日常生活に支障が出ている場合は、注射などの痛み止めを打ってもらうこともできます。, ひざ関節症クリニックグループひざ関節症クリニックグループは「ひざの痛みを、あきらめない」をスローガンに、みなさまがいつまでも人生を楽しく過ごせるよう応援する医療機関です。整形外科の診療内容を網羅するのではなく、ひざに特化することで、より専門的な診療や治療をご提供しています。 ひざ関節症クリニックグループについて, ひざ関節症クリニックの医師は、全員、日本整形外科学会認定の専門医です。加えて複数の医師が、さらに専門性を極めた分野に従事。新宿院院長の横田直正医師は、日本リウマチ学会認定専門医でもあり、関節炎に深く精通。日本医師会認定産業医の資格も保有しています。医学博士も取得している大宮院院長の大鶴任彦医師は、股関節も専門としており、日本股関節学会学術評議員のひとりです。厚生労働省認定の臨床研修指導医、身体障害者福祉法指定医の資格も取得しています。 また、整形外科分野に限らず、日本再生医療学会にも所属し、さらに専門性を極めた医師も在籍。こういった医師たちの知識と経験に基づき、当サイトでの情報提供を行っております。, ひざ痛チャンネルは、整形外科専門医が在籍する、ひざ関節症クリニックが運営しております。. 軒下から落ちるわずかな雨だれでも長い間同じところに落ち続ければ硬い石に穴を開けてしまうというたとえから、小さな努力もコツコツ続けていればやがて大きな成果になるという意味で使われることわざです。ことわざ自体は良い意味で…, ギリシャ神話の中で出てくる英雄「アキレス」。 中度=運動中や運動後に痛みは感じるものの、運動自体はできなくはない 【ランナー世論調査20…, 皆さんは、怪我をした時にすぐやるべき応急処置といえば何を思いつきますか? ランニングによる膝の痛みはその際たるものです。代表的な疾患として、ランナー膝として知られる腸脛靭帯炎(ちょうけいじんたいえん)や鵞足炎(がそくえん)、膝蓋靭帯炎(しつがいじんたいえん)などがあります。 関連記事 ✔️膝蓋靱帯とは膝のお皿のすぐ下に続く靱帯のこと ✔️️繰り返しのジャンプによって炎症や微細な損傷を引き起こす ✔️成長期障害であるオスグッド・シュラッター病と原因は似ている ✔️膝のお皿のすぐ下に痛みが出るが、初期は痛みというよりも太ももの前面に張りを感じる ✔️️膝が沈み込むようなランニングフォームは膝蓋靱帯炎に繋がりやすい ✔️痛みが出たら原則安静を保ち、痛みが治まってきたら太ももの前の柔軟性をあげたり、筋力強化に取り組む 今回は膝... 中学生から高校生にかけてに多い、走るとスネの内側に痛みが出るその症状。 ・膝蓋大腿関節障害 ・腸脛靭帯炎 ・鵞足炎. アールビーズスポーツ財団が毎年行うランナー世論調査(2017)によると、ランナーが抱える痛みの第一位はダントツで「膝」だということがわかりました。(※2018年は怪我に関する調査なし) 早く治す方法 バスケットボールやバレーボールなどのジャンプ動作や、サッカー、陸上などのランニング動作によって生じる膝の痛み。特に膝のお皿の真下や真上に生じる痛みはジャンパー膝(膝蓋靭帯炎)と呼ばれる病態かもしれません。今回はジャンパー膝について徹底解説し © Copyright 2020 整形外科専門医が教える、ひざ痛チャンネル. ランニングをしていて膝痛が起きたら、それは膝からのsos。腸脛靭帯炎や膝蓋靭帯炎といった疾患が代表的です。この記事では、ランナーに起きやすい疾患の症状や原因を解説したうえで、痛みを緩和する方法も紹介しています。思い当たる原因があれば、早めに対処しましょう! なぜ膝蓋靭帯炎になるのか?原因は? 膝のお皿の下部分が痛くなる、膝蓋靭帯炎の原因を解説します。 ランニングやジョギング時の着地動作のときに強い負荷が掛かることによって、地面とかかとの反力が太ももの筋が強く引っ張られてしまい炎症を起こしているのです。 「シンスプリント」とは「Shin=すね」+「Splint=副木…, 「雨だれ石を穿つ」と言う言葉をご存知でしょうか? ... 最近はマラソンブームで街中でもランニングをする人を多く見かけます。 All rights reserved. 部活やスポーツで痛めた方もいれば、加齢による変形が原因とい... 2巻入 テーピングテープ キネシオ テープ 筋肉・関節をサポート 伸縮性強い 汗に強い パフォーマンスを高める 5cm x 5m (靑い), 膝の外側が痛い! ランナー膝(腸脛靭帯炎)の原因、予防法、治療法、ストレッチ、テーピング方法など徹底解説, 【セラピスト向け】リハビリで遭遇しやすい膝の前面の痛みについて。原因と部位の考え方. 人間の体重を支える上では非常に重要…, 私たちの生活において最も身近な怪我の一つが捻挫。誰もが耳にしたことがあり、多くの人が経験したことのある怪我ではないでしょうか? 捻挫は「捻る(ひねる)+挫く(くじく)」という言葉からもわかるように関節を不自然にひねったときに起こる怪我です。スポーツ場面はもちろん、日…, シンスプリントってご存じですか?「○○炎」や「○○症」という風に書かれているとすぐに怪我や疾患の名前だなとわかるのですが、この言葉を初めて聞いた方は”怪我の名前”と関連付かないのではないかなと思います。 ランニングによって膝が痛くなることはよくあることなのですが、痛みが出る場所は人によってかなり違います。膝の外側が痛くなったり、膝の内側が痛くなったり、あるいは膝のお皿そのものが痛くなったり。, 膝の痛みといっても、どこに痛みがあるかで原因が異なります。また、必要な治療もトレーニングも随分違うので、痛みの種類をはっきりさせることは大事ですね。, 今回解説する膝蓋靱帯炎(しつがいじんたいえん)は膝のお皿の下のあたりが痛くなる怪我です。ジャンプを繰り返すスポーツで頻発するので「ジャンパー膝(もしくは、ジャンパーズニー)」と呼ばれていますが、ランニングも小さなジャンプの繰り返しなので、ランナーにとっても珍しい怪我ではありません。膝が痛くなるとランニングだけでなく様々な日常生活動作にも支障が出るので、十分注意してください。, ✔️膝のお皿のすぐ下に痛みが出るが、初期は痛みというよりも太ももの前面に張りを感じる, ✔️痛みが出たら原則安静を保ち、痛みが治まってきたら太ももの前の柔軟性をあげたり、筋力強化に取り組む, まずはよく膝を観察して見ましょう。膝のお皿のすぐ下に弾力がある硬い組織があるのがわかるでしょうか?指を横にずらしてその組織を確認すると、少し繊維ばった感じも分かるとも思います。体の表面からでも触れるその組織が膝蓋靱帯(しつがいじんたい)です。膝のお皿は医学的には膝蓋骨(しつがいこつ)と言うので、膝蓋靭帯を言い換えれば膝のお皿の靭帯ということになります。, お皿の上を通ってさらに上にたどると太ももの前の太い筋(大腿直筋)につながります。スクワットをした時に盛り上がる大きな筋。運動時には非常に重要な筋です。ランニング中に体を支えてくれるのがこの太ももの前の筋であり、ランニング中の写真を切り取ると筋のすじが見えるので力が入っているのがよく分かります。膝蓋靱帯はこの太ももの筋からつながる組織です。, ちなみに膝蓋靭帯というところは反射が起こる場所なので、握りこぶしで軽くこの靭帯を叩くと膝が勝手に伸びます。ビタミン欠乏症の一つである脚気(かっけ)になるとこの反射が起きなくなるので、その検査にも使われています。, 膝蓋靱帯炎と同様に膝のお皿の下に痛みが出る症状があります。それがオスグッド・シュラッダー病です。「○○病」というとなんだか大病のように聞こえるかもしれませんが、成長期の子供が運動しすぎることによって起こってしまう成長期障害の一種なのでご安心ください。, 成長期の子供は身長がぐんぐん伸び、骨もどんどん成長していくのですが、筋や腱の成長はなかなかそれに追いついてくれません。オスグッドシュラッター病の場合は、未成熟な筋がスポーツなど激しい運動によって硬くなり、その結果過剰に骨が引っ張られることによっておきます。成長期の子供の場合は骨の先端がまだ骨化しきっていないので靭帯ではなく骨に異常がでます。一方、骨が完全に成長して硬くなると骨よりも靱帯の方が先に負荷に耐えきれなくなり、膝蓋靱帯炎として症状が出てしまいます。, 痛みの出る場所は違えど、この二つの怪我の痛み発生要因はとてもよく似ています。オスグッドシュラッター病や膝蓋靱帯炎の場合は治療方針やリハビリに共通するところが多いので、両者のことが頭に入っていると、膝蓋靱帯炎の理解が深まるんじゃないかなと思います。, 膝蓋靱帯炎は「ジャンパー膝」とも呼ばれるくらいなので、ジャンプ動作が引き金になっていることは間違いありません。しかし、ただのジャンプではなく、“繰り返し”のジャンプであるというところがミソです。, 膝蓋靱帯炎がよく発生するスポーツはバレーボールやバスケットボール。練習でも試合でも“繰り返し”ジャンプするため、その度に膝蓋靭帯に大きな負担がかかります。それに対して、ランニングは大きなジャンプはしないものの、小さなジャンプを“繰り返し“ます。一歩の負荷は小さくても、それが蓄積されると大きなダメージとなり膝蓋靱帯炎につながってしまいます。バスケットボールやバレーボールとは少し発生要因は違いますが、ランニングでも決して珍しい怪我ではないので、ランナーにとっても注意が必要ですね。, バスケットボールやバレーボールはしっかり踏み込んで高くジャンプするスポーツなので、ジャンプの瞬間に膝を曲げてエネルギーをためるようにして飛び上がるため、この時に膝蓋靱帯は強く引き延ばされます。, それに対して、ランニングは深く膝を曲げるような場面はありません。しかし、脚が地面についているタイミング(立脚期と呼ばれる)に踏み込むので、このとき膝蓋靭帯に負担がかかっています。トップ選手の場合、膝に負担がかからないように筋力で膝を支えることができるのですが、マラソン・ランニングを始めて間もない方などは太ももの筋力など体重を支える筋力が不十分で一歩ごとに沈み込むようなフォームになっていることがあります。また、長時間走ることで太ももの筋力が疲弊し、衝撃を受け止めきれずに膝蓋靭帯への負担が増すこともあります。不適切なランニングフォームは怪我の元。膝蓋靱帯炎に限らず、ランニング障害が起こった時はその怪我の種類によってフォームの問題点がわかることがあるので、一度しっかり動きをチェックすることが必要ですね。, 膝蓋靱帯炎の場合は、痛みとして現れる前になんらかの前兆が起こることが多いです。太ももの前の筋に筋肉痛が起こる、階段の上り下りがきつい、ふとももの張り感がいつもより強く感じるなどなど。違和感がでた時点で早めに処置することで悪化や慢性化を防ぐことができますし、このような体からのサインを見逃さないようにしてください。症状は軽度、中度、重度の3段階くらいに分けることができます。, 軽度=運動後に軽い痛みを感じるものの、運動はいつもと同じようにできる …, 「足の裏が痛い」 スポーツ傷害, バスケットボールやバレーボールなどのジャンプ動作や、サッカー、陸上などのランニング動作によって生じる膝の痛み。特に膝のお皿の真下や真上に生じる痛みはジャンパー膝(膝蓋靭帯炎)と呼ばれる病態かもしれません。今回はジャンパー膝について徹底解説していきます。, ジャンプ動作の多い動作やランニング動作によって膝のお皿周囲の靭帯または腱にストレスがかかり痛みが生じる病態です。, その名の通りジャンプ動作の多い競技選手に多く見られますが、ランニング動作が多いスポーツにも多く見られます。, 特にバスケットボール、バレーボール、サッカー、陸上競技などの選手に多く見られます。10歳代後半に多く、男女比は3:2から3:1で男性に多く見られます。, 大腿四頭筋は太ももの前から膝のお皿である膝蓋骨(しつがいこつ)を通り、膝蓋靭帯(しつがいじんたい)、または膝蓋腱(しつがいけん)となって脛骨に付着します。, ジャンプなどで膝を曲げて体重がかかる際は、この大腿四頭筋がゴムのように伸び縮みをします。その際に膝のお皿周囲には強く引っ張られるストレスがかかります。その繰り返しによって膝蓋靭帯や大腿四頭筋腱に細かい損傷が起きて痛みが生じるのがジャンパー膝の病態・原因です。特に大腿四頭筋が硬いとその伸び縮みによって引っ張られるストレスが強くかかるためジャンパー膝になりやすい原因となります。, ジャンパー膝の症状は膝のお皿の真下部分、お皿の上部に痛みが生じます。特にスポーツで膝を曲げ伸ばしや、ジャンプ、ランニング、ダッシュ動作時に痛みが生じます。, 初期では運動後に痛みが生じますが、進行とともに運動中にも痛みが出るようになり、スポーツに支障をきたします。以下にジャンパー膝の症状の進行度を示した病期分類を示します。, ※症状がオスグッド病と非常に類似しているため病院で判別診断を受ける事をオススメします。, ジャンプやダッシュ、ランニング動作の過剰な負担、オーバーユースによって大腿四頭筋がくり返し引っ張られることでジャンパー膝が発症しやすくなります。このオーバーユースが一番の原因となります。, ジャンパー膝の患部となる膝蓋靭帯は大腿四頭筋から繋がってきています。その大腿四頭筋の柔軟性が低下して硬くなっているとより強い力で引っ張られるため損傷をきたしやすくなります。, 写真のように膝を曲げた際に、踵とお尻との距離が離れていたり、お尻が浮き上がってくると大腿四頭筋の柔軟性低下が疑われます。このテストはエリーテストと呼ばれています。, 上の写真の膝を曲げる動作では骨盤が後ろに倒れており、重心は後方にあります。このような動作では後ろに倒れやすくなりますが、倒れないように大腿四頭筋が過剰に働くことで姿勢を維持しようとします。そのため大腿四頭筋のオーバーユースにつながり、ジャンパー膝の原因となります。, この膝を曲げる動作では骨盤が起きており重心が前方にあります。この動作では先ほどの後方に重心がある動作と比べて大腿四頭筋への負担がかからないため、ジャンパー膝になりにくい膝を曲げる動作となります。, ほとんどは保存療法で治癒しますが、膝蓋靭帯の部分断裂や変性をきたすと難治性となります。また大腿四頭筋腱の付着部は自己修復能力が低いため症状が悪化する前にしっかりと治すことが大切です。, ジャンパー膝の原因は運動によるオーバーユースのため患部への負担を減らして安静にする事が大切です。痛みをこらえて繰り返しストレスをかけると慢性化、重症化する可能性が高くスポーツ継続に大きな影響を及ぼします。, 痛めて間もない時期や、患部に熱感があっとり、腫れがある場合は氷などを用いて患部をアイシングします。冷やす事で痛みの軽減、腫れや熱感を抑える効果が期待できます。, 痛みが強い時やお皿から周りに強い痛みが生じる場合は無理に行わないようにしましょう。, 伸ばす方の足首を持ち踵とお尻をくっつけます。太ももの前面が伸びている事を感じながら30秒以上ストレッチします。, 横向に寝て足首を持ちます。踵とお尻をくっつけるようにして太ももの前面が伸びている事を感じながら30秒以上ストレッチします。反対側の膝を曲げておくのがポイントです。, 伸ばす方の足を後方に引いて踵が浮かないようにし、前に体重をかけていきます。ふくらはぎが伸びている事を感じながら30秒以上ストレッチします。, ※ハムストリングスが硬いと骨盤が後ろに倒れやすくなるため後方重心のスクワット動作となりやすくなります。, 伸ばす方の足を前に出して軽く膝を曲げます。胸を張ったまま体を前傾させて、ハムストリングスを伸ばします。太もも裏が伸びている事を感じながら30秒以上ストレッチします。, 臀部の筋肉が硬くても骨盤が後方に倒れやすくなり、後方重心のスクワットとなりやすくなります。, 伸ばす方の足を上に組んで胸を張って体を前傾させていきます。臀部が伸びている事を感じながら30秒以上ストレッチします。, 猫背姿勢となると重心が後方になり、スクワット動作にて膝への負担を強めてしまいます。, 椅子に座り頭の後ろで手を組みます。大きく息を吸って胸を張り、顎を引いたまま肘を後ろに引きます。背中が伸びている事を感じながら30秒以上ストレッチします。, 写真のように骨盤から太ももの骨についている筋肉を腸骨筋、背骨から太ももの骨についている筋肉を大腰筋といいます。これらを合わせて腸腰筋と呼び、骨盤を前傾させる作用があります。これらを鍛える事によって骨盤を起こし、後方重心のスクワットを改善する事が大切です。, 椅子に座り、背中が倒れたり、骨盤が倒れたりしないように脚を上に挙げ静止します。くり返し行う事によって腸腰筋を鍛える事が出来ます。, 骨盤が後ろに倒れており、重心が後方にあり、大腿四頭筋への過剰なストレスがかかっているスクワット。, 重心が前方にあり、骨盤がしっかりと起きており、股関節、足首も曲がっており大腿四頭筋へのストレスが少ないスクワット動作。, サポーターは膝蓋靭帯のストレスを軽減さえるようなお皿の下に巻くタイプのものが有効です。, ザムスト(ZAMST) ひざ サポーター JKバンド バスケ テニス Mサイズ 左右兼用 ブラック 371002, ジャンパー膝の症状を和らげるテーピングをお伝えします。あくまでテーピングは症状を和らげる、予防するといった効果が得られやすいですが、痛み自体が完全になくなるわけではありません。, テーピングは伸び縮みするキネシオテープ、またはキネシオロジーテープと呼ばれる伸縮用テープを使用します。, ①膝のお皿下から太もも付け根くらいの長さのテーピングを3本用意します。剥がれにくいように四つ角は丸く切っておきます。, ②膝のお皿下の骨の突出部分からテーピングを貼っていきます。お皿を囲むようにして太ももまで貼り、テープに皺が寄らない程度に貼っていきます。, ④下に切れ目を入れたテープを太ももの付け根からお皿に向かってテープを貼ります。お皿を囲むように切れ目を入れた部分を外から貼って完成です。, 3M(スリーエム) キネシオロジー テーピング マルチポアスポーツ レギュラー 50mm 1巻 2743BLP50, 私の治療の経験上、体の硬い中学生に多くみられるスポーツ障害です。よく話を聞くと練習前のストレッチやウォーミングアップを十分にやっていない人に発症しやすい印象があります。ジャンパー膝は使い過ぎによるオーバーユースなので診断されたらまずは休息する事が大切です。, 人によって体の特性は違ってきますが、大腿四頭筋の硬さ、後方重心のスクワット動作である事が多いです。理学療法士やトレーナーなどに自身の体のチェックをしてもらい、何が膝への負担を強めているのかを知り、それを根本から改善する事が治療のキーとなります。.
2020 膝蓋靭帯炎 ランニング