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出社拒否する首長

私事で恐縮だが、平成18年3月に大阪市民をやめて、奈良県王寺町民になった。

たまに町役場に行くと、どうも気分が悪くなる。窓口対応というか、システムも悪い。
駅前の町立駐車場を月極で借りたら、便利な下層階がガラガラなのに、月極契約者は6階に駐めさせられるわ、料金高いわ、門限は23時やわ…で、やめた。
駐車場の活性化案を町にメール送信したが、なしのつぶて。
この町は「住民サービス」という言葉など知らないように思えた。
「きっと首長があかんのやろう」と、思っていた。

で、1月末に町長選挙があり、現職は26%しか得票できず、敗退。
ほっとした。

最近、知り合った町議員のおっちゃんたちから聞いた話。
落選後、負けた町長は残る任期22日間、登庁しないと宣言したらしい。「地方自治法152条第1項の規定により、職務代理者をおく」と告示したのだ。
町議会議長に辞職願を出さないのは、自己都合による退職にしないのと同じ論理か。2月分の給与も4年間の退職金1750万円も満額受け取るだろう。 

負けた町長は、全国市町村長会や奈良県市町村長会をはじめ町内外の会合は軒並み欠席だった。「大和川改修促進期成同盟会」で東京出張したが、キオスクで買った缶コーヒー代や朝飯代まで請求した。600万円で公用車を買うた。200万円の町長デスクを買うた。自宅から庁舎まで300メートルに公用車を使う。定時で帰宅しては薬店の店番をしていた…。

いまどき、耳を疑うが、うそではないらしい。

首長とは基礎自治体の長として、まちづくり、住民の暮らしを左右する極めて重要なポスト。
しかし、4年前にこんな町長を選んだのは町民(私はわからなかったので白票を投じた)だ。

この町長の時に大災害が起こっていたら、「人災」によって被害は拡大したに違いない。

いや、どうしていいかわからないから出社拒否するだろう。となると、部下がきちんと働いたかも・・・(笑)。

いずれにせよ、この4年間、王寺町に災害が起こらなかったのは幸いだった。

 

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