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地震考古学

facebookで地震考古学の講演を聞いたと書いたら、どんなんか教えろとリクエストをもらった。

ということで、
地震考古学の提唱者・寒川旭氏が、今年1月16日に大阪で開催された「防災とボランティア週間」講演会で講演された内容を勝手にまとめてみた。

 

日本全国の遺跡から、記録に残る大地震の隙間を定間隔で補うように、大地震の発生痕跡がぞくぞくと発見されている。

日本列島で発生した過去の大地震は、文字記録から情報を得ていた。

「日本書紀」天武十三年条(684)では、諸国で甚大な被害が発生して道後温泉が出なくなった。「日本三大実録」では、仁和3(887)年7月30日に五畿七道諸国を揺るがす地震が、貞観11(869)年5月26日夜に陸奥国で大地震が発生して津波が多賀城下まで押し寄せたと記録されている。

まとめると、南海地震は684年(白鳳地震M8.4)、887年(仁和地震M8.6)、1099年(康和地震M8.2:2年後に永長地震M8.4)、1361年(正平地震)、1605年(慶長地震M7.9:3つの地震が連動)、1707年(宝永地震M8.6:3つの地震が連動)、1854年(安政地震:安政東海地震M8.4の32時間後に安政南海地震M8.4)、1946年(昭和南海地震M8.0:2年前に東南海地震M8.0)と発生してきた。このうち、684年、887年の南海地震と連動する東海地震は残存する記録にはなかった。また、1498年の東海地震(明応地震M8.6)に連動した南海地震、1099年から1361年の間に巨大地震が発生した記録もなかった。

しかし、684年の南海地震に連動したと考えられる東海地震は、静岡県や愛知県、三重県でその痕跡が、1498年の東海地震に連動したと考えられる南海地震の痕跡も高知県四万十市アゾマ遺跡から発見された。また、1099年から1361年の間は東海・南海地震の空白期だったが、那智勝浦町の川関遺跡で1200年代当初の液状化の地震痕が発見された。

南海トラフ地震年表

西暦表記は文献記録に残る地震、●は遺跡から痕跡が発掘された地震

つまり、東海地震と南海地震は同時あるいは連動して約150年間隔で発生すると考えられる。

一方、活断層による地震は東海・南海地震(南海トラフの巨大地震)が発生する前後に集中して発生している。

818年から仁和地震までの70年間には、貞観地震をはじめ埼玉、秋田、長野、伊豆、山形、越後越中、播磨、関東南部、出雲で大地震が起こった。伏見城が大破した1596年伏見地震、1586年の天正地震などは1605年の慶長地震期のもの。1944年と1946年の昭和南海地震、東南海地震期(約60年間)には関東大震災や濃尾地震が起きている。

9世紀の地震活動期に発生した大地震

19世紀末から20世紀前半の地震活動期に発生した大地震

また歴史的に見ると大地震は時代の変わり目に発生しているように思われる。

日本は1964年の新潟地震から地震の活動期に入ったと考えられ、南海トラフの巨大地震発生の「予定日」以降、どんな日本になるのだろうか。

★ちなみに、地震を「なまず」と記録されている最古の物は、豊臣秀吉の手紙だそうだ。
その手紙には「京都で伏見城をつくるが、なまず対策が大切だ」と、書かれているとのこと。

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