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2018 年 7 月 のアーカイブ

災害のたびに思うこと・・・他山の石に

2018 年 7 月 22 日 日曜日

西日本豪雨災害のニュースを見ていて、東日本大震災と同様の風景が今後も見られるに違いないと感じる。
避難所、仮設住宅、災害ゴミ、メンタルケア・・・。
とくに高く積み上げられた災害ゴミを見て思うのは、東松島市の優れた対応だ。
東松島市は公園用地を災害ゴミ集積地として被災前に購入していたため、他の自治体で見られたように仮集積地から仮集積地に大量のゴミを移動させるという無駄を発生させることはなかった。また、災害ゴミの仕分けのため被災者にアルバイトをしてもらい、ゴミ処理をいちばんはやくできたほか、生活再建への助け、被災者同士の交流、さらには希望をもつことにも役だった。

今回被災しなかった自治体では、これらの先例を「他山の石」と、本気で、取り組んでほしいと切望する。

翻って大阪を見ると、相変わらず「身を切る改革」として、先達から受け継いだ貴重な住民の財産・遊休地を売っぱらう、シカゴ学派の理論よろしく何でも民営化、マスタープランもない・・・。
大阪の首長が現政党になってから、わが国の大都市の中でもっとも低成長で不景気になった。と同時に、防災力も低くなっているのではないか。いくら職員の意識を高め発生時の対応力はなんとか保ったとしても、事後の対応についてどれだけの想像力を持って備えているのだろうか。。。

災害時こそ、蓄えた「余裕」がものを言うのだ。